夏まりつ

祭りである。
この時期に、ヲタである俺を考えれば、祭りっても一般の祭りでない事は皆様お分かりであろう。(あえて伏せるけど)
今回は某先生様と共に出陣したわけだが、「AM8:00には列に並ぶぞ」ってな世迷い事を言ってくれたモンだから、普段仕事でも起きないような時間に起床。
電車に揺られながら久々都内へ向かう際、どう考えても俺と同一方向へ向かう人間と思しき連中がチラホラ。
ハタから見りゃ自分も同じ様に見えんだろなと思いながらも「好きなものは仕方ない訳で、辞めることなんざ出来やしねぇ」等と自分自身に弁解しながら増え続ける己と同一のオーラを放つ者達を従えつつも目的地へと向かう。その姿、Gメンと映るか、はたまた豚追い祭りか?ソレは正に神のみぞ知る。
そんなこんなで会場に到着。時間にしてAM7:56ナリ。
時間通りに変わりないが、まだまだ開場にはやたらと早いのだ。
まぁ、開場を待つって行為自体、幼少の頃よりイベント好きだった自分としては、毎度毎度の恒例行事なのだが、天より降り注ぐ直射日光と蝉の大合唱のダブルパンチにより、否が応でも汗が流れる。しかもここ数年ヒートアイランドやら、光化学スモッグにより、不快指数は年々増加。そりゃ暑さで死ぬ奴も出てくる訳だ。
まぁ、俺自身外の仕事やってるから暑さは何とかなるものの、暇なのはどうも防ぎようがない。そこで、取り出したるはニンテンドーDS。電波を飛ばし同類項を見つける秘密兵器だ。無線を飛ばせは出るわ出るわの仲間たち。今まで使ったことのなかったピクトチャットを始めて活用。
相手はコスプレイヤーで、一昨日も来たというツワモノ。
辺りを見回すと「あいつじゃねぇ?」と先生チャットの相手をアッサリ発見。
その距離わずか5m弱。
世界は広いが世間は狭いモンである。さっきまでのチャットの相手とリアルで会話。
チャットの会話のお陰で、妙な連帯感。
話しながらコレってオフ会というのだろうか?等と思った。
携帯メールとは違う、もっとグローバルなコミュニケーションツールピクトチャット
世界中の人間が常時接続になったら、果たしてどんな世界が広がるだろうか?
言葉のコミニュケーションが減り、相手の目を見れなくなる人間も増えるかも知れない。だが、今回のようにアッサリ会話が出来るような便利なツールでもあると思う。技術に悪は無く、それらの良し悪しは全て使う人間にゆだねられるのだろう等と感じた。

その後、彼と別れる頃には程よく開場に入れる時間になりましたとさ。
つづく。