弱虫

楽しい事を書きたいのに思い浮かぶのは恨み辛みばかり。
正直者が損をする世の中。
ルールを守った人間が評価されず、要領のいい人間が上り詰める。
そんな事はもう十分に分かっていた筈なのに、実際にその立場に立たされると流石にまいる。
何度も辞めようと考えようにも、その一歩が踏み出せない天性のビビり屋。
たとえ状況が好転するとしても、今を壊すことに恐怖を感じてその場から動けずに、さらに悪化する状況に落とされるのをただ指を桑いて見ている。
何時か、何時かと信じ続けていても何度も裏切られ、その度心を痛め、その度誰かに助けられ、その度折れそうな心を奮い立たせ今日と言う日を行き抜く。
果たしてこの堂々巡りは何時まで続くのか?
せめて、心からの喜びを与えてくれ。