ポンコツボデー

「体の悪いところはどこですか?」
と聞かれると、歯とバカな所ですと言うぐらい俺は歯が悪い。
何だかんだで小学生の頃からかかりっきりである。
少し直れば放置し、また痛み出すまで悪くする。
治療中にあまりにも時間がかかりすぎて、治療した歯がまた虫歯になるぐるらいである。
そんな事を繰り返しながら何度目かの歯医者通院を2月ほど前から行っている。
今度は全て完全に治すつもりで通っているのだが、次々と自身の歯が銀色に変えられていく所を見ると正直引く。
もう前歯以外の歯は大分ターミネーター化している状態。
もう既にかぶせる歯すらないので、ブリッジをかけて銀歯をかぶせと言うように、金属が体の中に埋め込まれる。
恐らく火葬場に持って行かれようものなら、大量の銀歯が残ることだろう。
ブリッジ掛けの騙し騙し治療を続け約2月、ブリッジをかける事すら出来ないほど跡形も無い歯があった為、昨日抜歯をする事となった。
麻酔の注射もなれた物、ミシミシと軋ませる音が聞こえる事数分、遂に血まみれの歯をぶっこ抜きすることに成功。
埋め込まれている部分は意外に多く、ズタボロの歯にあんな綺麗な部分があったのかと思うと驚きだ。
そしてまた1つブリッジをかぶせ、新たな歯を作り上げていく。
金額も大変な物で、1つ歯を作り上げる為に治療費やら何やらで結局5000\強かかってしまう。
時間、金、予定、体力全てを使っても元通りにはならないという、ホントに大切な物だ。
寝る前に歯を磨こうと言うのはごもっともである。