過去との戦い

タダでさえ反響の少ない我が文章。2人ものマイミクから言われるとは思いもしなかったWiiの話、コレを語らずして何を言う。ってな訳で先日の続き。
任天様は何時も俺に答えを導き出してくれる。
俺を良く知ってる人間なら、俺自身が最近据え置き型のゲーム機に全く持っておざなりなのはご存知の筈。
最近のゲームは一度電源を付けると始まるまでが長い上、中々辞められない、イマイチ熱くなれない等の理由で、去年下半期以降買っているのは殆ど携帯ゲーム機のソフトばかり。
そんな中、任天様は相変わらず俺に答えを提示してくれる。
今回のWiiの目標は「ゲームをさせる事ではなく、電源を付けてもらう事」その為に様々なオプションを用意したという。
ニュースチャンネルに、デジカメの画像閲覧チャンネル、簡易掲示板チャンネル等、ゲームに直接関係無い物を搭載し、少しでもWiiに接してもらうという試みを取り入れている。
そして、このチャンネルと言う概念は、自分で好きなようにカスタマイズできるとの事。
それら一つ一つを丁寧に作り上げている様は流石任天堂
実際過去のゲームをエミュレートする機能や、ニュース、BBS等は既にDCの頃に存在していたものだ。
だが、その既存の機能の必要な要点のみを抜き出し、分かり易さを全面に押し出した作りにする事により、ソレをメインコンテンツとして昇華させている様に感じる。
しかし、ソレはあくまでも導入部。将来的にはWiiのソフトで遊ばせるという目標に向かって作り上げている。
ソコまで考え作られた姿勢には恐れ入る。

だが、不安がないと言う訳では決して無い。
 ソレはまず、コレだけネットワークに本気になったハードなのに、未だにキーボードの存在が確認されていない。
ただ対戦するのみと言う寒々しいネットワークをお望みとでも言うのだろうか?
自分個人としても、ニュースサイトに動画ニュースを導入するなどの措置を行って欲しい感もある。
 そして何より、メインコンテンツであるWiiソフトウェアが未知の領域過ぎて楽しさがイマイチ伝わらない所。
正直DS版スターフォックスに関して言えば、タッチパネルでのメイン操作は予想以上に操作しやすかったが、思ったほど楽しくないのだ。
やはり今まで、20年間両手でフィックスすると言う操作感覚を体の芯まで埋め込まれた者にとっては、虚空に向かって棒を振る、実感の無い画面をこすり続けるという操作感覚に喜びを覚える事が出来ないのだ。
サブの操作としてはかなり使えるものの、メインのデバイスとして使うにはどうも物足りない。
 この戦いは、本当は任天堂 VS SONYなのではなく、任天堂VS任天堂なのではないかと思う。
今まで作り上げてきた全てを崩し、新たな物を作り上げると言う苦しみ。
果たして、過去の己に打ち勝ち生き残る事が出来るのか?
何はともあれ、開発者の方々に本当にがんばっていただきたいと思うハードである。
ひとまず、アジェンダには是非参入してもらいたい。