壮大な同人イベント


皆がゲームショウを楽しんでいる中、会社に有休を貰いPress Start 2006 Symphony of Gamesに行ってきた。
このイベントは何かと言うと、昨今おざなりになってしまったゲームのオーケストラコンサートである。
オーケストラって事もあり、場所もBunkamuraオーチャードホールと一風変わった会場設定。
当然俺自身Bunkamuraなんてブルジョワな場所に行くのも、オーケストラなんて金持ちなアソビを嗜むのも初めてな訳で、静まり返ったフロアにしばし緊張。
19:00からスタートと、普段行くようなLiveよりも少し遅めな開始時間、それまで時間があった為早速隣の人ととしばしの会話。語ってみたらゲーム好きは当然な事、同い年な上、mixi登録者と言う事もあり、なんだか早速意気投合。
開始までの30分しかと会話を楽しんだ。
そして、いよいよ定時となり、コンサートの開始。
定時どおりのスタートと言うのもLIVEとは一味違う。静まり返った会場、拍手の中始まった1曲目はメタルギアソリッド2メインテーマから始まり、落ち物メドレー、ポポロクロイスアウトラン、マザー等、誰もが知ってるメロディから若干珍しいメロディが、オーケストラアレンジをかけられ壮大な楽曲として生まれ変わる。
MC陣も、桜井政博植松伸夫伊藤賢治等を招き、ゲストには糸井重里も登場。
製作時のこぼれ話や笑い話を交え、堅苦しいオーケストラのような感覚は殆ど作らずにゲームのサウンドを楽しむために行われた。
アンコールにFFメインテーマを流し、最後の最後に出演者殆どがかかわったスマッシュブラザーズXメインテーマでフィニッシュ。
その上、仕掛け人の5人が最後皆を見送りたいと言う事で、ロビーで待っていると言うサービス振り。(案の定騒ぎになったが)
実際このコンサート自体、仕掛け人の5人が酒の席で、海外にあるゲームのオーケストラコンサートでプログラム無い様が殆ど日本のゲームなのに日本で開催されないのはオカシイという疑問から生まれた物だった。
その考えの下、開催にまでこぎつけた行動は正に同人的な行動と呼べるだろう。
普段の2倍ぐらいするチケットだったし、平日開催だった為有休まで使う事になってしまったが、桜井のお茶目な所や、植松の酔っ払い親父とも取れる台詞、総合MCの田中理恵の製作スタッフさえも舌を巻く程のゲーマーぶり、そして会場内ほぼ全ての人間がゲームと言う物を愛し、作り上げられたコンサートと言う物に大きな感動を得た。
ラストの来年も会いましょうと言う言葉を信じ1年間を待ちたいと思う。
しかし、このイベントのサントラ出ないだろうか?