ファルコムよ、私は帰ってきた!!

又してもマトモに書かずに過ぎ行く日々。
何をやっているのだと言えば、スマブラやったり、イースやったり、ルーンファクトリーやったり、空の軌跡やったり、ナイツやったり、カードヒーローやったり、放課後少年やったりである。
 コレはいつもの事なのだが、ひとつ驚くべき事実、俺がRPGをやっているのだ。しかも2本。
まぁ、イースARPGではあるのだが。自分を良く知るものにとっては結構当たり前なのだが、自分のやらないジャンルベスト3をあげるとしたら、RPGSLGSTGの3種。
正直、コレの前にマトモにやったRPGは何かと聞かれれば、恐らくWILD ARMS 4thだろう。
Vthは完全に積んでる状態の為、約2年ぶりにRPGをプレイしているのである。
 と、言うのもすべてはバーチャルコンソールイースが配信されたことに始まったのだ。
自分は、元PCエンジンユーザーである。しかも、PCエンジンというハードは自分の中で全ハード中1,2を争うほどのお気に入りハードだ。
初めてCDドライブを採用した家庭用ゲーム機であるPCエンジン。CDDAによる初のCD音源やビュアルシーン、ソフトラインナップにしてもギャルゲーパワーはともかく、スナッチャーを初めて完結させたり、ドラキュラXを発売したり、ときメモの生まれたりとコナミが一番輝いていた時代でありハードでもあった。
そんな中、ファルコムもまた特に輝きを発していたハードでもあった。
前途したイース?.?に始まり、風の伝説ザナドゥぽっぷるメイルブランディッシュの名作が発売されたハードである。
 そんなこんなで今日はファルコムの話。突然だがファルコムのゲームは初めてプレイするときは結構ガッカリさせられる。
ザナドゥイース、メイル共々アクションRPG等と語っているにも拘らず、この3本には剣を振るという行為を行わないのだ。最初ザナドゥのマニュアルを読んだとき正直目を疑った。敵を倒すには体当たり。
しかも、半キャラずらしをすると効果的。等と記載されているではないか。
当時、ARPGと言えば、既に聖剣伝説ゼルダを遊んでいた俺としては「何を寝ぼけたことを言っているんだ」と思ったことを良く覚えている。

しかも、ザナドゥのゲーム展開は鬼のようなお使いゲーム。最初は味気なさを感じながらプレイを続けていた。キャラの歩くスピードの速さにさほどストレスは覚えずプレイを続けていく。お使いのシステムに慣れ出した頃、その剣を振らない行為を気持ち良いと感じている自分が其処にいた。
集団でいるザコの中に突っ込んで連続でぶっ殺しまくる爽快感。見る見るうちに上がっていくステータス。
レベル上げの行為にまったく苦痛を感じない。
ダメージを受ければ体力が上がり、敵を攻撃すると攻撃力が上がる。
何をやっても-になる事は無い、全てのことが+に変わっていく気持ち良さ。
剣を振らない事などこのゲームにとっては些細なことなのである。そう、元々はPCメーカーだった事もあり、全ては爽快感の為への計算上でのシステムだったのだ。

 ココまで書いてみると、こんなムチがないのなら逆にツマランのではないか?と言われそうなのだが、実際イースが登場した際、当時パソコンゲーム業界はゲーム難易度が向上しすぎの中、簡単なゲームとして登場したイースが受け入れられたとも言われたのだが、遊んでみると決して闇雲に簡単と言うわけではない。
しっかりとレベル上げを行い、完璧にお使いをして装備を買い集めなくては、決して簡単どころかクリアすら困難な作品なのである。だが、そのレベル上げに苦痛を感じることなく行えると言う事から、簡単と言われたのではないかと思われる。
実際イースは最高装備の最高レベルで始めてラスボスと対等と言うようなシビアさだった。
謎解きに意地悪なところはあれど、それを除けば実に快適にプレイできた作品だった。

だが、決してファルコムは特殊なシステム・操作感で普通の作品が作れないメーカーではないである。
それを思わせたのが、続けざまにプレイしている空の軌跡である。
本作で表現したのは完全な世界観。
距離もメートル法ではなくセルジュという単位で表現しているところから始まり、土地の文化やオーブメント(魔導器)の設定、イースのころより続くほぼ全ての人間(その辺の村人までも)名前が付いている所等、語り尽せぬほど細かく作り上げられた世界観に実に好感触。それを物語っているのがwiki先生の空の軌跡、いかに愛されてるかが理解できる。
戦闘システムは正直FFXのパクリに近いものがあるが、この生き生きとした世界は1作目にして最高傑作だったグランディアに非常に近いものがある。
RPGを世界観とシナリオで引っ張ってくれなくては遊べない自分としては、この話の展開方法や暖かさは素晴らしく、久々どっしりと腰をすえて遊んでいるRPGである。
 本作品は皆が1番面白いと言っていた時代のRPGなのだ。