ユーズドゲームズ⇒ユーゲー⇒ナイゲー+ユーゲー⇒ゲームサイド

俺が創刊号から買い続けている雑誌でユーズドゲームズと言う本がある。
タイトルの通り中古ゲームの専門誌。
創刊当初はまだまだ中古市場が盛んで、秋葉原ではラオックスソフマップの2大勢力が幅を利かせていた時代。
ソフマップにいたっては2フロア丸々中古店舗にする程の中古市場の規模は大きく、週末になると掘り出し物を求めてひしめきあう姿がよく確認されたものだ。
雑誌の内容も正に時代にあった内容で、誰も知らないゲームで遊ぶ・500\で出来るRPG等やり残した感のあるゲームや、有名一般ゲーム雑誌では特集されないゲームを数多く紹介してくれた雑誌だった。
俺自身、この雑誌のお陰でプレミアソフトと数多く出会い、売れてる作品が全てではないと強く感じた。
 時は流れ、期間誌から隔月に変わっても、決してメインに出ないゲームを特集する形は変わらず、俺にとってある意味ファミ通なんかよりよっぽと信頼の置ける雑誌だった。
姉妹誌であるナイスゲームズと統一化し、新創刊を行い数多くの増刊を出し続けるうちに何時しか世間からは中古ソフト自体が無くなっていた。
中古ソフトを取り扱う大型店舗は何時しか消え去り、オークションで買うか、古本屋の一角等で無ければ中古ソフトを購入することが出来なくなってしまったのだ。
ソレにより潰れたチェーン店も数知れず、中古ソフトの消滅は市場縮小に繋がっているのかもしれないそう思った昨今、幾度目かのユーゲー新創刊。ソレは遂にユーゲーから雑誌名の変更になってしまった。
中古ゲームが殆どなくなってしまったとは言え、中古ゲーム雑誌として存在していたこの雑誌が消えてしまうのが残念でならない。
内容の変更は殆どないとは言え、中古ゲームを扱うことを前提としてやってきた雑誌が変わってしまっているようで、彼是10年近く読み続けていた物が根底から覆されるような気分である。
この雑誌を買い続けられるかどうか正直心配でならない。