続かなかった続きの話

続く続くといいつつも早一月。
いい加減この続かない癖を何とかせにゃならんのだが、ついつい続かない話を書いてしまうこの有様。
気長に待って?頂けた皆様に感謝。
で、先日の話の続き。
 正直グレンラガンという作品を見て思った事は、皆がよほど疲弊しているのだろうなということである。
不景気や暗いニュースが世界中に渡る中だからこそ、設定や道理、論理的な考えを全て捨て去ったような、ただ勢いだけで突っ走る作品が受けたのではないか?アニキのような奴が皆を引っ張り、周りの人間が触発されて底上げをする。そんな世界を皆が無意識の内に求めていたのではないか?
そう感じた。まさかこの作品をあの設定でガチ縛りのエヴァンと同じスタジオが作ってるのも笑える話だ。
実際スタッフも「この作品の為なら」とありえないぐらいのエネルギーを注いで劇場版を作り上げたという。
そんな思いが通じてか、見た人間も触発されていったのではないか?
現に自分もその一人。基本的に暗い作品を好むような所があるのだが、この作品には心底魂を揺さぶられた。
 自分自身、1年ほど前からTVシリーズのアニメ作品を見るのをマトモに見ていなかった。
ソレは最近のアニメブームによりどのチャンネルでも流されるアニメーションに飽き飽きしていたからだ。
そんな中、2クールもの作品を一気にレンタルで見ることが出来たのは本当に久しぶり。
DVDをレンタルして焼かずに見続けたのも実に数年ぶりだった。
続編の劇場版も先日見たのだが、複数回劇場映画を見ること自体久しぶりだった。
昨年の前編を2度、後編に至っては前代未聞の3度観覧という暴挙まで行ってしまった程である。
 前編は先に劇場版、その後TV版を一気に見て、後編は先にTV版を一気に完結まで見てしまったが故に、1度目を見た際にはイマイチかな?等と感じてしまった。なんと人の欲深きことか?
だが、2度目を見た際、シナリオを理解した瞬間、この作品全てをを好きになることが出来た。
道理を飛び越えたエネルギーに触発されたのである。半年後、きっとDVDを購入するだろう。
その時、またこの作品にエネルギーを分けてもらうつもりである。