ゴールドメンバーズ

http://www.smashbros.com/jp/music/music01.html

先日、スマッシュブラザーズXの作曲家が発表された。
ハッキリ言ってこのメンバーは尋常ではない。
ひとつの作品にこれだけのスタッフを集めていること自体異常である。
なるけみちこ古代祐三岩垂徳行伊藤賢治等上げればキリが無いバケモン級のがゴロゴロと名を連ねている。
名前の売れてる連中はみんな呼んどけと言わんばかりの豪華さである。
 そもそも、この作品はスタート時からすべてが異常だった。
メインの桜井政博を半脅迫めいたスカウトをし、この作品を作るためだけにスタッフを集め、この作品を作るためだけにオフィスを作り、この作品を作るためだけにすべてを一から作り上げたのだという。
今回発表されたサウンドスタッフもそのひとつだろう。
 壮大なビッグプロジェクトなどと呼ばれることのあるゲームも今までいくつかあったが、これ程多くのメーカーをまたがり、スタッフ動員して作り上げるゲームなど今まで存在しただろうか?
スネークの参戦もそのひとつだろう。
だが、それだけのカリスマを持ち、人数を呼び寄せることができた桜井政博は本当にたいした者である。
メテオスを作った辺りから桜井政博横井軍平の生まれ変わりではないかと思うようになった自分がいた。
別に二人のゲーム作りに対する思想は似ている訳ではないのだが、本当に作りたい物の為にフリーになったり、形態ゲームや、ムシキングの携帯ゲーム等プラットフォームを選ばぬその姿勢はまさに横井軍平のようである。

 別に金をかけたからといって、イイ物が出来上がるなどという保証はまったく無いのだが、期待せずにはいられないこの無敵の感じ、こういった+の面に共感して、俺はwiiを買ったのだ。
 今現在、360が微妙に好調といった姿勢が業界全体内に漂っているとの事だが、俺自身この売れ方にイマイチ共感できない節がある。
PS3で出しても売れないし、wiiで出すにはアイディアが思い浮かばないし、ならば消去法で360で出そうといった感じが漂っているのがどうも納得できない。
 確かにその通りだし、一番安定しているのが360と言われても仕方ないような気もする。
だが、DSやwiiがバカ売れした時、本当に昔遊んでいた人間や、新たな人間がプレイしたとき本当にうれしかった。
+で売れていると言う感じがしたのだ。
360を+の気持ちで買っている人間も確実にいるだろうし、未来を感じて遊んでいる人間も多々いるだろう。
それに、64.GCの頃からこの+思考の考えは常にあったのに失敗したという現実もあった。
だが、3度目の正直、この+の売れ方を今度こそ大成功してほしいと心から願ってやまない。