何故植松は常にドテラなのか?

と言うわけで昨年に引き続きプレススタート2007である。
早いものでオーチャードホールのアレからもう1年なのだ。
今年はイベントの定番パシフィコ横浜である。
 昨年出会ったアキノ氏も三度登場。時が流れるのとは実に早いものだ。
場所も変わり、セットリストも変わった今回のオーケストラの仕掛け人は相変わらず桜井政博ら5人のメンバー。
司会進行に今年はチサタローを迎え、年に1度のゲームオーケストラを執り行う。
前回のアンコールソングスマッシュブラザーズXフルオーケストラに始まり、ロコロコ、アクトレイザー、シューティングメドレー、エースコンバット0等、8bitゲームから最新作まで幅広く網羅する。
 今年は正直事前情報が前回に比べ少なかった為、実際は何が出てくるのかあまり覚えていなかったのだが、SEGAサウンドチームHやドラキュラ等、実に良質の楽曲が演奏された。
そして今回は司会進行チサタローも楽曲に参加。
当然の如し、帝国華撃団な訳で、そこで田中公平も登場。
キングダムハーツ、アンコールに前回人気no.1だったゼルダを流し、ラストのトリは今回も植松楽曲。
今年はオーケストラとBLACK MAGESのこラボによる片翼の天使で閉めである。
しかし、こういった音楽を本気で聴くと、やはりゲームサウンドとは言えその作品の世界観を表現する大きな存在であることが間違いないと言うことを再認識させられる。
 正直自分自身、音楽がヘボイ作品は殆ど頭に残らないのは多いのだ。
映画でも音楽や主題歌がとにかく頭に残って離れない作品や、音楽が良かったから、ましてや音楽から入った作品だって在る程だ。
昨今のゲームサウンドは正直、大衆主義によりイメージレベルの低下を著しく感じる事が多々ある。
アーティスティックなBGMと言う物が存在するのが難しい世の中なのだ。
だが、それは間違いなく必要な存在なのである。
今後も作品イメージを高い次元で表現してくれる音楽を載せている作品が登場してくれる事を切に願う。