ここは舞浜か?

先日ゲームショウ2007に行ってきた。
ご存知のとおり、国内最大級のゲームコンベンションイベントである。
数年前に会場をビッグサイトから幕張メッセに移動し、距離的にもありがたい限り。
 開催当時は年2回のこのイベントを期待に胸膨らませながら楽しみにしていたのだが、何時からだろうかその期待感は薄れ参加率も減少していった。
だが、今回は珍しく参加意欲が沸いて来た。と言うのも、サービス旺盛なメーカー、期待作のプレイアブル等オイシイ企画が多数あった為である。
しかし、当日会場入りしてからそれは見事に崩れ去った。
どの作品も待ち時間が最低60分。最長にして240分待ちと、まるでディズニーランドのアトラクションとも思しき待ち時間。下手すりゃ1,2個遊べて終了と言うような恐るべき状況。
DSソフトを丸々配ったベレル5に至っては、午前中の時点であまりの人の多さにスペース自体が一時完全シャットダウンと言う最悪の状況。なおも人は増え続け、益々収集の付かない状況となっていた。
 何故こんな惨状になってしまったか?自分が思うに一つはブースの玉数減少があると思う。
以前のゲームショウカタログを見てみると、今とは比べ物にならないほど出展メーカーが多い。
その分1つのブースの広さは現在の半分以下となってしまっているが、その分人の散り方は良く出来ていただろう。
いくら大きなメーカーとは言え、キャパ以上の人が集まりあっという間にダウンに陥る。
出展メーカーの減少→来場者の目当てのブースの統一化→同一の場所に集まりダウン
このパターンにより今回のような惨状になったのではないか?
 ゲームやらせたいなら台数増やせばいい。物配りたいなら店で配ればいい。イベントやりたいならイベントステージ行け。正直それが頭を常に駆け巡るようなイベントだった。
後日、レベル5の体験版ソフトがオークションで5000\オーバーで入札されているのを見ると、俺の一番嫌いなコミケイベントの状況を見ているようで心底苛立ちを覚えた。
来ている連中も何の為に来ているのか?購入意思を決める為のイベントではないのか?
コレではまるっきり金儲けの為に来ているとしか思えない。
メーカーが金儲けの為にやるのは当然である。
だが、そのおこぼれを意地汚く貰うかのようなコバンザメ精神のドグサレ連中が正直納得行かない。
そんなユーザーを作ってしまうような配布方法を取ってしまったメーカーにも罪はあるのだが、今回は珍しく本当に購入しようか迷っているソフトが多数あり、ここで決めようと思って向かった自分としては、とにかく残念なものしか残らないイベントだった。
結局何もやらんかったし、何の為に行ったのだろうか……
やはり幕張とは合わん