3度目の正直

 今年も遂にやってきた。
9月14日、ゲームオーケストラの祭典PRESS START 2008 -SYMPHONY OF GAMES-の日。
なんだかんだで1回目から見に行ってるのだが、今年は気合の入り方が違う。
遂に、なるけみちこ登場なのだ。
1度目からアンケートに書き続けて早3年、出演を知った時は狂喜乱舞、感動の雨嵐。
そして、今回もマイミクアキノ氏と参戦、彼とはこのイベントで知り合ったのだが、それももう3年である。
全く持って早いといわざるを得ない。

 そしてその前日には、旅の煮詰やら買い物やらで、何時もの場所を回ったりと、即ち大忙しなのだ。
そんな中、驚くべき事態の発生!!
秋葉の街で買い物をして店から出た所、警察官二人に道をふさがれた。
するとそのポリスメン(2人)は「ちょい鞄の中見せてもらっていいですか?」驚きである、人生初の職質されたのだ。
原因は勿論あの事件。
そんなヤバイ感じでしたかね?と聞こうモノなら、リュックサックに隠し持ってる奴が多いとの事。
最近減ったのはそれが原因か!?
撮影されてニコニコにあげられる前に暴露しておこうと思う。
話をしていると「学生さん?」と一言。もうじき三十路なんですがね。
 そんな微笑ましい事の後は、友人達と渋谷で飲みながら旅の話を煮詰める事に。
何度も何度も皆々様、本っ当にあまりマトモに会話に参加しないで申し訳ない。
本当にまかせっきりである。恩は旅を楽しんでお返しします。
次の日も用事がある為、帰ろうか止めようか考え中してたら、あっさり終電を逃してしまい、deadman様の御屋敷にご厄介になることに。
話し合いに参加しない上、泊めて頂き益々恐縮でございます。
しかし、渋谷から2駅なんてなんと羨ましい事か?
都内住まいって部屋は狭いかもだけど、交通には本当に便利ね。

 一晩寝て朝起きたら、いよいよ当日朝9:00
こんなに朝っぱらから渋谷の町にいたのは何時以来だろうか?
アキノ氏は10:40に東京到着との事で、ブラブラと歩き回り何とか時間を潰す。
しかし、日曜の朝なのに相変わらずの人の数。
朝昼晩何時来ても人間だらけのこの街は本当に眠らない街なわけだ。
時間通りにアキノ氏と合流し、昨日同様秋葉に言ってその辺で買い物を行ったのだが、若干時間が余る。ってな事で、いっちょナンジャタウンに寄り道。
寄り道とは言っても、あの街に入ろうモノならそれなりの時間が掛かってしまうのだが、観光ついでに向かうことに。

 案の定時間が圧しました。
池袋の街から渋谷へダッシュ!!
終電でもないのに、日が傾く池袋、渋谷の街を猛ダッシュしながら時刻表を確認し、時計と睨めっこ。
会場にたどり着いたのは開演3分前、普段の俺なら確実にぶっちぎってる所だが、神がこの日ばかりは見方をしてくれた。
今回ばかりは絶対に圧すわけには行かなかった。
何しろトップバッターがなるけみちこなのだ。
 あのなるけ節をオーケストラで聴ける日が来るとは本当に夢のようだった。
本人も登場してくれたのだが、本当にこの人は身を削って音楽を作ってる人間なんだと思った。
舞台裏で泣いていたとかいないとか。
曲を作る際にも苦労の連続で体壊したりとかしているような人間である。
見た感じもやはり細いタイプで、いつもドテラの植松信夫とは対照的な感じに思えた。
他曲も今一度イースを聞くことが出来たのは幸せだった。
2年前の俺とは違う、何故なら今年はイースをプレイしたからだ。
全ての曲を理解した上で聞くのはまた格別、CD化をしないというこのイベント、半ば諦めかけていた所にこの再演は本当にありがたいもの。
クロノトリガーの再演に、アンコールの隠し曲はソニックと、あっという間の3時間だった。
 正直このイベントが行われるようになってから、ゲーム音楽のイベント次回が増えたような気がするのは気のせいだろうか?
以前まではZUNTATAや矩形派倶楽部、すぎやまこういち等、様々なゲームアーティストたちがLIVEを行ってきたのに、一時を境に消えてしまった。
だが、それが今になってまた復活している兆しも見えている。
コレは本当にありがたい事だ。
この本家本元PRESS START 2008にもより一層頑張ってもらいたいものである。
 最後にアキノさん今年も遠い所から遥々お疲れさんでした。
時間が圧してしまって走らせてすまんかった。
オモロイ所を見つけたらまた行きましょ。